中学、高校で味わった悔しさが今の青柳のベースになっていると言っていいだろう。中学時代から「プロになる」と言っては友人に笑われた。「ずっと下手くそだった。それでもプロになるという夢を見続けていたし、周囲にも言い続けていました」。かたくななまでに目標、夢を曲げなかった。その性格が「長所です」と自負する。
もちろんプロ野球は、気持ちだけで切り開ける世界ではない。困難があっても焦らず1歩ずつ歩みを進める我慢強さ、そして自分を信じる力が青柳にはあったようだ。
「結局、やり続けた人とあきらめた人の差だと思います。人生はうまくいかないことがたくさんある。どんなに頑張ってもうまくいかなくて、結果も出なくて、毎日毎日、つらい思いをしたこともありましたが、ずっと続けているうちにできるようになる。それが一番だと思う」