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それはまだ努力とは呼べない

25歳で大学1年生になった人の日常

1~2年生の大学生活を振り返ってみたらヤバかった

 

日常生活で笑うことがなかった.(平子)
自発的にお笑いのDVDやテレビを見る以外,笑う手段がない.(上之園)
常に真顔で生活していた(松本善)

そう考えれば24歳くらいまでの第1の人生時代はいつでも笑えた.村組織という環境ながら,「シュワッチ」や「ランド」等,面白いことは脳死せていたからか、わりと転がっていた.
幼い頃からやっていた野球というスポーツの関係もあり,赤堀くんという友人が近所にいたため,笑っていた.辛い生活の中にも会話があり,笑いがあった.

そして,人生初の大学生活は人生初の笑いのない生活となった.
要因は,まあ周りにいる人間がびっくりするほどつまらない,ということだ.
まあーーーつまらない.本大学の学生は驚くほどつまらない.もう,最近のメディアにでてるしょーもない学祭レベルの芸人よりもつまらない.100人中85人くらいこんな感じ.

大学のカリキュラム上仕方ない部分が大きいが,本当に日々,課題,レポートをこなすことしか頭にない.切実に今の生活には勉強しかない.毎日プレッシャーを感じながら勉強,勉強,勉強.
あと2年もこんなつまらない生活が続くのか,と思うと正直やばいなーと思っていた.
もう笑いスキル0になるんじゃないかと思った.ボケる機会もツッコム機会もない.
常に真顔で生活している.そして話す相手もいない.いや,話す相手はいるっちゃーいるのだが,
唯一いる同じ境遇で入学してきた社会人学生しかいないし,もう一般学生からはなんの刺激的な会話も成り立たないので話す気力が生まれない.ボケても反応がなくて腹立つなーっていうパターンしかない.

腹の立つことばかり,嫌なことばかり.文句はやめて何とか前向きに,ポジティブにいかんと!なんて元気を出そうとしても,何か「レポート」,「中間試験」,「定期試験」,「土曜授業」とつぶされることばかり.社会を経験してきた身からしても,これだけ勉強やるのは素晴らしいが,とても素晴らしいんだが,もっと他にもやることあるだろと毎日思っていた.
試験が終われば終わったで「研究室はどこどこにして...」「あいつはどの研究室で...」「来期の授業はこれ取って...」「この成績がSで...」とか,そんなん

 

「クソどうでもいい」

テメーの成績自慢なんて知るか

それ以外で俺に面白い話してみろ


とつい声に出して言ってしまいそうになるが,そんなことをしても仕方がないので,一応体裁上大人である私は何も言わずただ黙っている.

私もこの生活を常に課されていた人間の一人である.その理由としては簡単で,

「留年」は「退学」を意味する.

すなわち,一定数の単位を落とすと強制的に退学というシステムと契約を交わし大学へ入学したのである.そして退学になり強制送還された後の配属部署でのひどい仕打ちを耳にしてきており,耐えきれずに退社という流れは想像に容易い.

つまり「退学=無職」を意味する.ここまで這い上がって来た意味がなくなってしまう.
じゃあ単位とればいいじゃん!簡単じゃね?と思ったそこのお前.

ほとほとかわいそう.

本学で上位に食い込むためにはその「上位の人間がやっている努力が最低条件」となる.
絶対に微分ミス,積分ミス,移項ミス,係数纏め,立式,誤解,誤読,代入ミスの類いはできない.まぁ当たり前のことなのだが,その辺の遊園地大学のコピー&ペーストのテストと同等に見られても本当に困る.
だけど自分の価値観を他者に押し付けるのも違うよなぁと感情が右往左往しながら,当初はとても苦労した.


昨年,某Y会社の同世代20人程が本社に集まり,「会長のお話を聞く会」なる大々的に開催されたものに参加させてもらい,適当にスピーチをしてきた.
現在,人生初めての大学生活で感じていることパッと話し,これよりもっとすごいやついるだろ,自己研鑽できたりワクワクするような話だったり,トガッたやついないかなーくらいに話を聞いていたが,

一人もいねぇ

すでに社会でもまれている同期の方々から嫌と言うほど日々の仕事の辛さ,会社のグチを聞かされたが,正直「そんなん相当楽じゃね?」と思えるほどであった.そんな生活と心境でいるときに,「お前は学生さんだもんなー.いーよなー」なんて空気読めないY社の人間から言われた瞬間,殺意を感じるほどだ.

「お前がやってきたグダグダヌクヌクの大学生活とはちげーんだ.」

といって楽しげな雰囲気をぶっ壊したくなったほどだ.
要するに「大学生」やってると思われているんだろうが,そこらの大学生,いや社会的にそこそこ認められている大学生とでも一緒にされちゃーやってられん.ぜってぇうちの学生の方がしんどい生活を送っている自信がある.

もう,どうしようもないこの立場に追い込まれつつ,課題に追い込まれつつ,つまらなさのリフレインに追い込まれつつ,生活している.


でも,なんとかがんばろう.将来上記のような会社で今の努力が報われることなんてなさそうだけど.

俺の人生をかけて一人の人を幸せに,いずれ生まれ来る子供達を幸せにすることを目標に,こんな日々をあきらめずにしぶとく,投げないで

生きていくぜ.
生きているぜ.
という感じで生きていました.

以上.振り返ってみました.すいませんでした.

明日から試験なので頑張ります