25歳で全てを静岡県に捨て大学受験し，現役生ともう7歳くらい年齢が離れた状態で入学・生活してきて，早3年となりました．
名古屋で一人暮らしをしている身で，通常ならば夜は飲み会，名古屋駅で買い物，栄で遊び，という他の大学生が9割くらいいる中で3年生後期終了までの私はまぁ一切そんなことは無く，僧侶の様に図書館に引きこもり，勉強していました．
1日何時間勉強してたとかわからない
一般生が出来ることがわからない
課題はその日にやらないと死ぬ
過去問全部(10年)やる
基礎からやり直さないとわからない
手書きのレポートがキツイ
手書きのレポート週3である
中間試験対策もある
課題も毎日ある
てか課題無い日ない
やるしかない
留年できない
退学になる
退社になる
休学もできない
社会のクソ大卒に負けたくない
時間がない
時間を作る
12時までには寝たい
効率を上げなければならない
だったら早く理解する必要がある
理解というか量が多すぎる
試験1週間前には全科目の対策終わらせたい
飲み行きたい
いや行けない
バイトしたい
いや出来ない
勉強したくない
いやただ死ぬだけ
教科書読まなきゃ
時間がない
…
簡単に書いてこんな生活を送っていました．
連絡がきても8人で結成された社会人ラインでの課題解決へのアプローチ，答え合わせ，「勉強しすぎて車で轢かれたい(松本拓)」という共感内容が9割．
残り1割は母からの「ご飯，食べてる？」のみ．秒速でスタンプを返し生存報告．本学へ入学してからメール(LINE)を放置するという事が無くなった. 気付いた瞬間返す. 無駄な駆け引きはいらない. 全員課題を溜めることの恐怖を知っているからこそのハイレスポンスである.
そんな生活を3年送り，「連絡してくれる人」どころか「拙宅に訪ねてきてくれる人」すらもまぁーいなくなる訳です．
私は全然違いますが，目標があったり成し遂げたいことがある人やベンチャーの社長なんかは友達が少ないそうです．一見外交的で社交性もある印象だが，実は自分の時間を大切にし，一人の時も多いという統計データがあるそうですね．目標や目指すものがあるほど，一般の枠を離れるということでしょうか．
そんな中，3年生後期も終了する時期になり，最近やっと私に突然連絡してくれる人や，勝手に俺んち来てくれる人がいるという幸せなことがたまに起きるようになったのです．
部屋の中で勝手に飲み散らかして帰っていくとか全然よくて，気づいたら飲んでて全員なぜか立ち上がってるとかも全然よくて，なんなら俺がいなくても勝手に鍵開けて入って勝手に米炊いて米食っててくれても良いわけです．
最近静岡からは2メーター級巨人の工藤がよく来てくれるし，てんくうという超大型巨人も勝手に泊まりに来るようになった．(なぜか拙宅に来てくれる人は身長が高い)
私にとっては非常に有難いことである．
そんな中先日，風呂入ろうとした時に「ピンポーン」とチャイムが鳴ったんですね．あぁ，誰か来たんかと思ってその時だけはモニターを確認せず，そのままドアを開けると，
「アッ，すいません松本様のご自宅でよろしいですか．私NHKの〇〇担当〇〇と申します．法律で定められているので受信料を払ってください(ハイッとサイン用紙を渡される)」
今までタイミングがいいことに鉢合わせなかったことや，図書館に永遠に居たため会うことがなかったので，この人が来るのはもう5回以上だそう．サインしないと帰りませんくらいな雰囲気が醸し出されていた．やっと捕らえたぞと．
んー，と0.1秒考え，あっそういえば
「今からお風呂なんで，入り終わるまで待っててもらっていいですか？」
とドヤ顔で発言． ”ちょっ…‼” という彼の言霊がひっそりと空気を伝わり，そっとドアを閉めた．のぞき穴から見ると腕を組んで待っている．
そこから今までにないくらい全力で風呂洗い．
もう汚い所なんて残さないと言わんばかりの隅々までフルクリーニング！バスマジックリンのコマーシャル顔負けのレベルで磨きまくった．もうピカピカ．
綺麗になったあとはお湯と冷水を適切な位置まで回し，湯を張る．からの入浴は本当に心地よかった．
お風呂のメリット(後述)についても調査をしたので，そこについても次回以降述べていく予定である．
非常にさっぱりした気分に麦茶を一気飲み．
髪を乾かしてさぁサインするかと思いドアを開けると
そこに彼の姿は無かった．
待っててって言ったのに．
という訳でお風呂はお勧めです.
