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それはまだ努力とは呼べない

25歳で大学1年生になった人の日常

男女差別は存在するのか-3

1,2 とパートに分けて綴ってきた本タイトルの記事の最中、日本を代表する人物からの大変悲しい発言があり、心を痛めていた。オリンピックがどうこう、女性だから云々、遺憾である。

1,2 では女性に対して、個人ができる生活への配慮を記載したが、男性への差別とは、これまたないのかと疑問に思う節があったので、均等に議論できるようそこにも触れておく。誰しもが経験した他愛もないことだが、映画のレディースデイ割引。これは男性に対しての割引は一切ない。メンズデイって誰も作らないの?これはなぜ?

次に飲み会の費用。会社での飲み会や各種会費はだいたいが男性の方が高い。例えば、5千円の飲み会費用が男性に課せられる場合、女性は3千円である。これはなぜ?(結局、上野千鶴子氏の言葉に全て詰まっているのだが)

次に遊び関連で、例えば音楽フェスやクラブハウスなど、女性は入場無料で飲み放題、男性は4千円で1ドリンク500円。この差はなぜ?

会社での休暇制度。女性の育休制度が定められているのに、男性の育休制度が制定されていないのはなぜ?手伝ってはいけないんですか?男性って働き続けるものなんですか?

最近の「出会い系」事情。マッチングアプリと名前を変えたこの出会い系サイトは、女性の登録料は無理。男性は月5千円も支払って登録できる。デート代はおおよそ男性がおごるのが「ふつう」とされる。はい、なんで?なんで知らない人と会うのにお金を支払って、それはなぜこちらが負担するの?(筆者は結婚しているため、この議論は不要)

 

これらの「なぜ?」に納得できた回答を得られたことは「一度もない」。だいたいが、まぁそんなもんだから、という曖昧な加減で流されて終わる。まぁそんなもんだから、と言われるたびに、こいつらに何を言っても無駄だな、なんて冷たくなるもう一人の自分がいることに気づく。

ハッキリ言っておくが、上記の流れを一度も使わずに性別で差別を受けていると主張するのは、少しおかしい。更に言うと、わけもわからない理由で、全然知らない赤の他人に奢るような金額は1円も備えていないことを宣言する。それほどまでに「お金」とは重いものである。全員(FIREできた人以外は)、それのために命を削ってストレスに耐え、働いているからである。そんな不平等な飲み会や食事に行かないなど本望であるし、誘われても行きたくない。

そんな「なぜこうなってるの?」という質問に、誰も答えてくれない場など、だいたいが行っても時間の浪費にしかならないからだ。

その時間とお金を、自分の身の周りの人や目標、妻、家族、自己研鑽に使っていくんだと、私は決めただけである。

結局は、そもそも分断を作っているのは社会の構造なんだろうか。分断はなくならないんだろうか。どうしようもできないから、という感覚さえ悲しい。みなさんはどう思いますか?